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【web担当者必見】そもそもサーバーって何?わかりやすく解説します!


ブログやホームページを開設したいと思った時によく耳にする「サーバー」という言葉。

「日頃からなんとなく使っているけれど、詳しいことはわからない…」「そもそもサーバーって何?」という疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。


そこで、今回はサーバーに関する基礎知識やサーバーの種類などをわかりやすく解説していきます。

本記事の最後に、レンタルサーバー選びの4つのポイントをご紹介しておりますので、そちらもぜひ参考にしてみてください。



サーバーとは?


サーバーとは「サービスを提供する側のコンピューター」を意味します。

コンピューターというと「パソコンの事?」と思う方も多いと思いますが、あくまでも「パソコン」はコンピューターが担う役割の一つであり、同様に「サーバー」もコンピューターの仕事・役割に該当します。

(物理的な意味で、コンピューター機器に対して「サーバー」と呼ぶこともあります。)

つまり、コンピューター機器は「パソコン」でもあり「サーバー」でもあると言えますが、ソフトウェア(システム)の違いで呼び方や用途が変わってくるという事になります。

サーバーってどんな役割があるの?

サーバーの語源は(server=提供する側)という意味ですが、一般的には「奉仕する者(ウェイターや使用人)」と訳される事が多いです。

分かりやすく言い換えると「リクエストに合わせて何かを管理・提供する役割」であると言えます。

例えば、webサイトを配信するコンピューター機器は「webサーバー」と呼ばれるものになりますが、このサーバーがなければ、世界中のユーザーからwebサイトにアクセス(リクエスト)があった場合に、人間が手動でサイトのデータを送信していくことになります。

これは現実的なお話ではないですよね。

「よくわからないけどサイトを公開するために、とりあえずサーバーを契約した」

という記憶がある方も多いと思いますが、実はサイトアクセスのリクエスト業務を代わりに担ってもらう為、「webサーバー」というコンピューター機器を用意する必要があった、というわけです。

他にも、Wordpressなどでよく耳にする「DB(データベース)サーバー」はデータベースの管理・提供を担うコンピューター機器であり、「ファイルサーバー」はファイルの管理・提供を担うコンピュータ機器となっております。

「何を管理・提供するのか?」といったリクエストに応じてサーバーにも様々な名称があり、区別されるという事になります。

サーバーの種類


webサーバーに関連する基本的な用語について解説していきましたが、実際の市場では大きく【物理サーバー】と【仮想サーバー】に分かれています。それぞれを詳しく見ていきましょう。

物理サーバー

物理サーバーとはwebサーバーとして機能するコンピューター機器そのものを指しています。

また、物理サーバーの中でも「共用サーバ」と「専用サーバー」の2種類に分けることができます。

1.「専用サーバー」

「専用サーバー」は、ひとつのコンピューター機器を一人のユーザーが独占して利用できるサービスのことです。

こちらも例えると戸建ての住居のようなもので、敷地内にある空間は自分の好きなようにカスタマイズ可能・自由にいつでも使うことができますが、その分アクセスの多い企業サイト、ユーザーの多いアプリケーション利用などの大規模な事業でなければ、スペックを持て余す可能性が高いです。

2.「共用サーバー」
「共用サーバー」はひとつのコンピューター機器を複数のユーザーで共有して利用するサービスです。

例えると、シェアハウスのようなもので、個人の空間は確保されているものの、トイレやキッチン、お風呂などは共同で使うように、CPU(コンピューターの頭脳)やメモリを複数のユーザーで共有します。「レンタルサーバー」と言うと、一般的に共用サーバーを指すことが多いです。

仮想サーバー

仮想サーバーは、1つコンピューター機器上に、更にたくさんの小さなコンピューター(サーバー)を作成することができます。(マンションのようなイメージ)

システムの違う複数のサーバーを構築することで、それぞれが全く異なるアプリケーションやサービスの実行ができるという事になります。

(仮想サーバーも2種類に分けることができますが、内容が少し複雑になってしまうので本記事では割愛します。)

ここまで読んでいただくと、「結局、webサーバーってどれを使えばいいの?」と思う方もいるかもしれません。

サイトやアプリケーションの規模、あるいはご自身でシステム構築できるか否かによって選択肢は変わってきますが、この部分を次項でさらに詳しく解説していきます。

レンタルサーバーが選ばれる理由

せっかくwebサイトを作るのであれば、使用するサーバーはなるべく費用を抑えつつ、高性能であることが理想ですよね。

そういった意味では、自分でコンピューター機器を導入して自宅でサーバーを設置しても良いかもしれません。

ただ、webサーバーとして稼働させるためのソフトウェアの設定は、専門的な知識が必要になり非常に手間と時間がかかるばかりか、インターネット回線の圧迫や、何かトラブルが起きた時も自力で解決する必要があります。

そもそもコンピューター機器の費用だけで十数万円かかったり、休むことなく稼働させる為、電気代も莫大に発生します。

webサーバが壊れたとなれば、webサイトを利用する世界中のユーザーに影響が出るのはもちろん、最悪の場合、ユーザーの登録データが消えてしまう事も考えられるため、故障しないような環境下での管理や機器の発熱に対する冷却装置の導入なども必要になってきます。

そうなると、圧倒的に専門の施設で専門家に管理してもらう方が安心ですよね。


上記の理由で、webサーバーを提供する会社から、遠隔でサーバーをレンタルするのが一般的になっているというわけです。

ちなみに、このように遠隔でサーバーを借りることができるサービスの名称を「ホスティングサービス」と言います。

ホスティングサービス会社の、具体的なサービス内容をまとめると以下のとおりです。

  1. webサーバー用ソフトウェアの設定
  2. 遠隔で利用できるようにレンタル販売
  3. 専用の施設・専用スタッフが厳重に管理


サーバー提供会社は、「データセンター」と呼ばれる専用の施設に、大量のサーバー機器を保有・厳重管理しています。

もしどこかのサーバー提供会社でサーバーを契約した場合は、この中のどれか1台が(契約内容によっては共用の場合もあります。)遠隔で利用可能になった!という事になるのです。

レンタルサーバー選びのポイント

いざレンタルサーバーを契約しよう!と思っても種類が多すぎて、どれを選んだら良いのかわからないという方も多いと思います。

大手であれば、基本的に性能・費用など見てもさほど大きな違いはないと思うので、これから上げるポイントを踏まえた上で、用途に合わせたサーバーを選んでいただければ間違いないはずです!

レンタルサーバー選びの際に意識したいポイントとしては以下の4つです。

  1. 運用実績が豊富か
  2. サポートが充実しているか
  3. 表示速度は速いか
  4. バックアップ機能はついているか

運用実績・サポートについて

大手であれば、chatボットによる24時間のお問い合わせ対応や、メール・電話対応窓口も設置されています。

初めての方であればなおさら、困ったことはすぐに問い合わせたいところです。

また、「運用実績が豊富=利用者が多い」という事なので、問題が起きてもGoogleで検索すれば大抵のことは解決できたりします。

なので、初心者の方はまずサポートが充実している「xサーバー」や「お名前ドットコム」などの大手の会社さんを利用するのが良いと思います。

表示速度は速いか

レンタルサーバーは前述のとおり、共用サーバーでの利用が多い為、1台のコンピューター機器を複数人で共有します。

そこで気になるのがサイトの表示速度です。

こちらも有名どころであればそこまで大きな差があるとは言い難いですが、速度を売りにしている会社さんもあります。

調べによると、国内レンタルサーバーの中で「ConoHa WING」が処置速度の最も早いサービスのようなので、速度面を重要視する方にはおすすめです。

バックアップ機能はついているか

バックアップ機能はかなり重要です!!

というのも私が実際に恐怖体験をしたからなのですが、過去にWordpressのテーマファイルを編集中に、消してはならぬファイルまで誤って削除してしまいました。

それはもう大変な冷や汗ものでしたが、自動バックアップ機能がついていたおかげで、約3時間ほど時間はかかりましたが復元する事ができました!(xサーバー利用)

こちらはプランによってついていなかったり、自動ではなかったりする会社さんもあるようなので契約する前にしっかりと確認した方が良いと思います!


5.まとめ

今回は「そもそもサーバーとは何なのか?」という基本的な部分から解説させていただきました。

簡潔にまとめると以下の通りです。

・「サーバー」も「パソコン」も同じコンピューター機器に該当する

・「サーバー」はコンピューターの役割の名称である。

・アクセス(リクエスト)があった時にwebサイトを配信してくれるのが「webサーバー」

・「webサーバー」はレンタル(ホスティングサービス)を利用するのが主流である。



これまで「よくわからないけど必要なもの」というフワッとした理解だった方も、今回の記事でイメージがつくようになれば幸いです。

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