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ホームページの必要性とは?SNSだけで十分?判断するためのポイント

SNSだけで十分?ホームページの必要性とは?判断するためのポイント


ビジネスや個人の情報発信の手段の多様化により、ホームページはもちろん、企業がSNSを活用するのも当たり前の時代となっております。


「SNSは使ってるけどホームページは持っていない…」「ホームページの必要性を感じない…」という個人事業主の方や、中小企業の方も多いのではないでしょうか。


実際、大企業の9割以上はホームページを作成していますが、中小企業の52.3%はホームページを導入していないという調査結果もあるようです。
参考:2023年通信利用動向調査


「ホームページは不要・持たない」という明確な理由をお持ちの方もいるかと思いますが、単に知識不足だったり、なんとなく必要性を感じないから作らないという方の場合は、機会損失が生じる可能性もあります。


そこで今回は、ホームページは本当に必要なのかをご判断いただくためのポイントと、持たないデメリットをご紹介していきます。


ホームページ必要・不要の判断ポイント


まずはホームページが必要か不要なのかを判断するためのポイントをご紹介していきます。

結論からいうと「会社規模や事業内容によって異なる」です。


もちろんどんなビジネスであっても、ホームページがある事に越したことはないですが、実際にはSNSなど無料で活用できるプラットフォームもあるため、ホームページ作成の優先順位は低い場合もあります。


判断のポイントとして重要になってくるのは下記の4点です。

  1. ホームページを作る理由は明確か
  2. ユーザーや取引先が自社のサービス(ホームページ)を検索する可能はあるか
  3. 会社の信頼性や権威性を高めたいか
  4. さらなる認知や集客を希望するか


これらに1つも該当しない場合は、作成する必要はないですが、1つでも当てはまる項目があるのなら、改めて導入を検討することをお勧めします。


ホームページは意味ない?不要と考える理由

ホームページを持たない理由としてよくあげられるのは以下の6つです。

集客の必要がない

「ホームページは不要」と考える大きな理由の1に、ホームページを活用した集客の必要がないという点が挙げられます。

例えば、営業やチラシ・看板などの集客方法や、地域に根付いたビジネスであればわざわざホームページを作ってまで集客をする必要はないかもしれません。


しかし、ユーザー目線で考えてみると「どんな会社なのか?」と興味を持ったところで、ネットで検索をしても情報が出てこなければ、不信感や警戒心を抱くことになる可能性もゼロではありません。


昨今はインターネットでサービスや会社について、ユーザーが検索をするのは当たり前なので、集客目的ではなくweb上の名刺や看板としてホームページの活用を検討するのが大切です。



金銭的余裕がない

ホームページ制作は制作会社や制作物の内容にもよりますが、数十万~数百万円ほどかかり、その後継続していく上でもサーバーやドメイン費など、毎月少なからず費用は発生します。

もちろん金銭的な余裕がない場合は無理に制作する必要はないですが、費用をなるべく抑える方法もあります。


例えば自治体によっては補助金や助成金が出る場合もあったり、ココナラやクラウドワークスなどのフリーランスが活躍するプラットフォームでは金額の相場がグッと下がるため、サービス詳細・会社概要程度のボリュームであれば手段の一つとして検討するのも良いかもしれません。



ターゲットが高齢者層

ターゲットが高齢者層の場合はホームページは不要と考える方も多いと思います。


確かに世代別でみると利用者数は下がりますが、60-70代の半数以上がスマホやパソコンでネットを利用しているという調査結果も出ています。
参考:【LINEヤフー】〈調査報告〉インターネットの利用環境 定点調査(2023年下期)


最近ではインスタグラムやYouTubeを利用するシニア層も増えているので、「高齢者はネットを使わない」というイメージは変わりつつあると思います。



BtoBだから

BtoBの場合、一般層向けの発信や集客をする必要がないことから、ホームページは必要ないと考える方もいると思います。


しかし、みなさんも会社へ営業電話が入ったタイミングや興味を持った会社について検索した経験があるのではないでしょうか。

実際に、経営者がBtoB企業に発注する際「コーポレートサイトを参考にする」と回答した調査結果もあるようです。

ホームページの有無が会社の信頼性や権威性に直結するので、BtoB企業でもホームページは用意することをおすすめします。


運用していけない

通常ホームページは作って終わりではなく、新着情報などのお知らせや事業の変更点などがあれば随時更新していく必要があります。


web担当者を付けて運用していくのが一番理想の形ではありますが、人的余裕もないという企業もあるか思います。

制作会社の中には、SEO対策や運用代行を手掛けるところもあるので、運用に不安がある方は代行の活用も検討すると良いでしょう。



作成したけど利点を感じなかった

実際に作ってみたこともあるが、問い合わせや売上が増えたわけでもなくメリットを特に感じなかったという方もいらっしゃると思います。


前述の通り、web上の名刺・看板という役割もありますが、ホームページを活用して成果を出すためには完成後の施策が重要です。

作成したら勝手にアクセスが伸びていく、というわけではないので制作会社と完成後の展望も含めて相談していく必要があります。

既に作成したホームページがある方は、SEO対策に強いマーケティング会社に相談するのもひとつの手段です。



SNSがあればホームページは不要?


情報提供や集客はSNSで済んでいるから、ホームページは必要ないという方もいらっしゃいます。


確かに現状に不自由がないのであればホームページは必要ないかもしれませんが、流入は多いに越したことはないので、宣伝媒体は複数所持している方が良いですよね。


また、現在使用している媒体が今後いつまで存続するかわかりません。


数年前までは、Instagramはフィード投稿と呼ばれる写真がメインの媒体でしたが、最近ではリール投稿と呼ばれる動画の投稿がメインになりつつあります。

これはYouTube・YouTubeshortsはもちろん、Tiktokなどの動画媒体の利用者が増えてきているためです。


様々なプラットフォームが拮抗する中で、いつどの媒体の人気が衰えるのか、さらに言うと、なくなってしまう可能性もゼロではないので、使えるカードをいくつか準備しておくことが重要となります。



ホームページを持たないデメリット

SNSアカウントがある場合でも、ホームページを持たないことにはいくつかのデメリットがあります。


SNSとホームページは補完的な役割を果たすため、SNSアカウントがあってもホームページの価値は大きいです。

具体的にどういったデメリットがあるかをあげていきます。


①情報の一元化が難しい

SNSは情報の整理や一元管理が難しく、ユーザーが必要な情報を見つけるのに時間がかかることがあります。

サービス詳細や会社情報、よくある質問など提供したい情報をすべて伝えることは難しいでしょう。


②カスタマイズの制限

ホームページではデザインやレイアウトを自由にカスタマイズできますが、SNSではプラットフォームによって制限が生じます。

自社ブランドの独自性の表現や、デザインやイメージを伝えるためのユーザー体験を提供するのには限界があります。


③SEOの制限

SNSの投稿は検索エンジンにインデックスされにくく、SEO効果が限定的です。

ホームページを作成しても、しっかりとSEO対策を講じなければ検索の上位表示は難しいですが、自然検索を目指すのであれば、平行して運用することが大切です。


④コンテンツの長寿命化が難しい

SNSではよく、投稿が「バズる」と言われますが、流行りにうまく乗ることが重要な側面の一つとも言えます。爆発力は大きいですが、その分移り変わりが激しい為、時間が経つと埋もれてしまい、長期間にわたってのアクセスは難しい部分があります。


その反面、ホームページ上のコンテンツは長期的に渡りアクセスされやすくなります。

SNSではフォロワーの数が資産と言われていますが、ホームページはページそのものが資産になるイメージです。


⑤権威性と信頼性

検索窓に「ホームページがない会社」と入力すると、サジェストキーワード(検索候補となるキーワード)には「危ない」「ブラック」など悪印象な単語が表示されます。


ヤフーの知恵袋でもホームページを持たない企業の面接に、不安を感じている投稿などが多く見られることから、やはりホームページがない会社は、信頼性や権威性に欠けると言っても過言ではないのかもしれません。



ホームページの必要性を感じたら

これまで「ホームページは必要ない」と考えていた方も、利用者からのお声や会社の規模拡大などで、作成を検討するタイミングもあるかもしれません。


そんな時は、まず制作会社に気軽に相談してみることをおすすめします。

ホームページは作って終わりではなく、継続的に運用し会社の資産となるよう育てていくことが大切ですが「運用って言っても知識もないし、時間的な余裕もない」とお悩みの方も多いでしょう。


Syncpiece株式会社ではそんな課題解決はもちろん、目的・ご状況を丁寧にヒアリングさせていただき、お客様一人ひとりに寄り添う最適なご提案をさせていただきますので、是非お気軽にご相談いただければと思います。



まとめ

今回はホームページの必要性についてご紹介させていただきました!

個人事業主や従業員規模が小さい会社では、ホームページは必要ないケースもありますが、企業規模が大きくなるにつれて必要性は高まっていきます。



また、ホームページが必要になるタイミングというのは企業ごとに異なる場合があるので、「作成するか迷っている…」という方は、今回ご紹介した内容を判断材料の1つにしていただけますと幸いです!