• コラム

【web担当者向け】そもそもAIって何?わかりやすく解説します!


チャットボットや画像生成ツールの普及により、AIは以前より身近なものとなりました。


「AI=ChatGPTのこと?」という認識のある方も多いかと思いますが、みなさんは「AIって何?」と聞かれたらどのように回答しますか?


今回は、いまさら聞けないAIのあれこれについて、わかりやすく解説していこうと思います。


本記事の最後に、web担当者向けのAIツールのご紹介もしておりますので、そちらもぜひご覧ください!



AIの歴史について

AIの歴史について深掘りする前に、簡単にコンピューターの歴史について触れていきます。


まず、私たち人間は7万年ほど前から「数」を理解していたと言われており、必要な食料や移動距離などを予測をするために「計算」という概念が生まれました。


電卓すらも存在しなかった時代では、より便利に数を活用していくため、様々な計算の道具が生み出されていきます。


その中で、1936年頃に有名な数学学者が現在のコンピューター基礎の概念となる論文を発表しました。


数学的なアルゴリズム(問題を解決するための手段)を実行することができる機械で、一言でいうと「設計したプログラムで動くコンピューターが作れる」という内容のものでした。


当時はあくまで概念という段階だったので、実際に完成したのはもう少し後のお話になりますが、この完成形というのが「イノマン型コンピューター」と呼ばれるものになります。

(現在に至るまでパソコンやスマホも同様の「イノマン型」が使われています。)


このコンピューターは当初、主に計算機として活用されていました。



これと同時に1940年頃には既に「機械に知性を持たせることは可能か?」という研究もスタートしております。


知性や心、思考というと哲学的な話になってしまうので「文字で対話した時に、相手が人間なのか機械なのか判別できなければ思考できている」という考え方で研究が進められておりました。


その後、1956年頃にアメリカの会議で「AI(Artificial Intelligence)」という単語が初めて使用され、世界中へ認知が進んでいったという流れになります。

(ちなみに、Artificialは「人工的な」Intelligenceは「知能/知性」という意味を持ちます。)


AIブーム

「AI」という単語が誕生してから3度のAIブームが訪れます。

  1. 第一次AIブーム(1960年代)
    極めてシンプルな対話システムが誕生

  2. 第二次AIブーム(1980年代)
    人間が登録したルールを元に
    推論を行うシステムが誕生

  3. 第三次AIブーム(2000年代)
    AI自身が学習する仕組み「機械学習」が実用化

これまでAIは自分で学習を行うことができず、プログラマーが「〇だったら×、それ以外は△」というように、ひとつひとつルールを登録するしかありませんでした。


いわばマンツーマンで家庭教師がついているような状態です。


AIは機械なので大量の記憶が可能で、疲弊もしませんがこの作業は人間側に限界がありました。


2000年代頃に、このマンツーマン家庭教師状態から、必要な教材を渡すだけでAIが自分で読み込み、学習出来るように進化したため、実用化に至ったということになります。


機械学習とは?

ここで「AIの学習って一体なんなの?」と疑問に思った方もいらっしゃると思います。


まず、AIの仕組みを簡単な図にすると以下の通りです。



ChatGPTのようにテキストデータをテキストデータで返してくれたり、画像生成AIであればテキストデータを画像データで返してくれますよね。


つまり「データをデータに変換すること」がAIの機能であると言えます。


具体的に例をあげてみると、AIを使用して「身長」から「靴のサイズ」を算出したい場合、まずはAIに学習してもらう必要があるので、教材となるデータを渡します。


単純に100人分の「身長」と「靴のサイズ」のデータを学習させるだけでも習得したデータを元に算出可能ですが、更に精度を上げるとなれば「足幅・長さ」や「甲の高さ」なども学習させる必要があるかもしれません。



AIはこのようによく起きる現象(データ)を学習し、同じような現象が起きた時に、これまでの経験(学習結果)から「何が自分の知識の中で最も確からしい答えなのか」を自分だけで導き出すのです。


つまり、極端に言うとデータの習得がAIにとって「学習」という意味になるということです。


AIの今後について

前述したように、AIのアルゴリズム(問題解決の手段)は統計学が基礎です。


全ての事象においてこのような学習をさせることは難しいので、ボードゲームに特化させたり、法律に特化させたり、税務処理にだけ特化させることで、「特化型のAI」すなわち「弱いAI」が出来上がります。


特化型のAIであれば、現時点の技術である程度完成しております。


この「弱いAI」に対して、人間のように過去の経験から学習して様々な問題に対処できる「汎用型のAI」のことを「強いAI」と言います。


しかし、現在は未だ「強いAI」と呼べるものは登場しておらず、その兆候も見られないと言われています。



よくAIの話題になると、「人工知能VS人間で戦いが起こる!」「人間はAIに仕事を奪われる!」などと耳にすることもあると思いますが、実際に人間と同様の知性を持った「強いAI」が登場するのはまだまだ先のお話になりそうです。


現状は「弱いAI」と呼ばれる特化型のツールが主ですが、私たちが普段生活している中にも、たくさんのAI機能が潜んでいます。


例えばお掃除ロボットや、飲食店の配膳ロボット、スマホの顔認証機能などもそうですが、もはやAIを利用せずに仕事や生活をすることは不可能といっても過言ではないかもしれませんね。


おすすめAIツール

使い方次第で非常に作業効率や生産性が上がるAIツールですが、同じような機能であってもサービスは様々です。


ここでは文章やキャッチコピーなど、テキストを使用する際に参考になる「対話型AI」と、画像を取得したい場合に活用できる「画像生成AI」の2点を厳選してご紹介させていただきます。


対話型AI

対話型AIは、人間のように会話を行うことができる人工知能の一種で、機械学習などの技術を使用して対話を行うことができます。apple社の「Siri」やAmazon社の「Alexa」も身近にある対話型AIです。



①ChatGPT

ChatGPTは、OpenAI社が開発した人工知能のチャットボットです。


使用したことがある方は、性能の高さに驚いたかと思いますが、文章の作成や要約、質問の回答、翻訳などテキストデータに対し高品質な回答や文章を生成してくれる他、プログラミングコードのエラー検出や、条件を指定すると改変まで行ってくれます。


中でもchatgptは文脈の理解が深く、自然言語(人間の言語)生成が得意と言われています。




②Microsoft Copilot

Microsoft Copilotとは、Microsoft社が提供するAIサービスの名称です。


ChatGPTのマイクロソフト版になり、同様に自然言語でAIとチャットができ、「創造的・バランスよく・厳密に」といった形の会話のスタイルを選択することができます。
chatgptとの違いは、インターネット上にある情報がリアルタイムに連携されるので回答にソースがリンクされる点と、Copilotの裏でGPT-4が動いている点です。(マイクロソフトはOpenAI社に多額の出資をしているためGPT-4が使用できる。)


※chatgptの無料版はGPT-3が使用されているため、比較すると言語理解の精度が弱く、パラメーター数(正確な結果を出せるようになるために調整できる数)や学習データの量に違いがあります。


👇chatGPTとCopilotについてはこちらの記事で解説しています。


画像生成AI

画像生成AIは入力したテキストに応じて画像を出力します。

今回は2つだけご紹介させていただきますが、その他にも様々なサービスがあるので目的に合わせてを活用してみてください。



①Bing Image Creator

Copilotと同様、Microsoft社が提供する画像生成ツールです。テキストを入力することで画像を生成できます。


Microsoftアカウントでログインして、無料で使用はできますが商用利用はできません。ビジネスで利用したい方には不向きですが、無料なのでまずは画像生成AIを試してみたい・慣れたいという方に使ってみて頂きたいサービスです。




②Canva

CanvaとはSNSの投稿、ロゴ、プレゼンテーション資料や動画など豊富なデザインテンプレートを使用して作成することができます。


画像生成機能に関しては、テキストを入力するだけでAIが自動で画像を生成してくれます。画像のスタイル(写真、イラスト、ペイントや3Dなど)も選択できるので資料作成などに特に大きく役立つと思います。

公式サイトにおいて「現在、CanvaはText to Imageで作成された画像の著作権を主張しません」とあり、商用利用は原則的に可能ですが、無料版だと1日に制作可能な枚数に上限があります。

まとめ

今回はAIについての歴史と、実用的なツールについてご紹介させて頂きました。

簡潔にまとめると以下の通りです。

  1. AIの機能とは「データをデータに変換する」こと
  2. 現在は「特化型のAI」=「弱いAI」しかない
  3. 「強いAI」が登場するのはまだまだ先

電卓がなかった時代から現代までAIが歩んできた歴史をみると、私たちの仕事や生活が格段に便利になっているということが分かります。


これからも技術が発展していく分野になると思いますので、実用的なツールは上手に活用していきたいですね。


Syncpiece株式会社はwebサイト制作を支援しております。

ご興味のある方は実績ページを是非ご覧ください。