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【仕事で使える対話型AI】ChatGPT vs Copilot 無料版を徹底比較!


対話型AIツールといえばChatGPTがおなじみですが、このChatGPTを越えた!と噂されている「Copilot」というツールをご存知でしょうか?


今回はCopilotの使い方を含め、両者の違いやそれぞれが得意なこと、具体的な仕事での活用方法なども合わせてご紹介していきます。



Copilotの使い方


CopilotはMicrosoft社が提供するAIサービスの名称で、簡単に言うとChatGPTのMicrosoft版になります。


お使いの検索エンジンで「Copilot」と入力し検索するだけで無料で利用を開始することができ、基本的にはChatGPTと同様に、チャット形式・テキストで指示を出して回答を生成します。


5回までのメッセージのやり取りであれば、会員登録をしなくても利用することが可能ではありますが、Microsoftアカウントを無料で作成(名前やメールアドレスを入力する程度です。)した方が使いやすいので会員登録することをお勧めします。


CopilotとChatGPTの違い

モデル・会話スタイル

まず、Copilotの最大の特徴というのは、無料版ChatGPTでは「ChatGPT3.5」というモデルであるのに対し、Copilotは無料で「ChatGPT4」を使用できるという点にあります。


このモデルの違いは後に比較する機能面の部分で、詳しく解説していきます。




Copilotは前述のとおり、使い方はChatGPTと同様ですが会話スタイルの選択ができます。

「クリエイティブ・バランス・厳密」の三種類に分かれていますが、基本的にはクリエイティブを使用するのが一般的です。


具体的な例としては、「部長とのメールのやり取りの文章を作成する」場合、厳格な文章にしたいがために厳密を選択したくなるかと思いますが、文章生成を行う際はクリエイティブの方が得意だったりもします。

数字などを扱いたい場合は厳密モードで投げてみる、など用途によって使い分けてみるといいでしょう。

また、Copilotにはブラウジング機能(ネット検索)があるため、回答に根拠となるソースがリンクされるのもChatGPTとの大きな違いです。


モデル・会話スタイルの選択ができるという部分の違いがわかったところで、次項からは機能面の比較をしていきたいと思います。


回数制限

利用するにあたって、ChatGPTには混雑緩和の為(2時間通しで操作した場合など)アクセス制限があると言われていますが、明確な回数制限などは設けられておりません。


Copilotは回数制限はありませんが、厳密にいうと1トークのやり取りが30回までとなっております。

対話型AIはやり取りを記憶し、チャットの流れを読んで回答してくれることもあり便利ですよね。



Copilotの場合は30回というやり取りの上限があるため、再度新規枠を開いてやり直す必要があるという手間があります。



文章生成

仕事の効率化において文章生成の機能はとても便利です。


今回は「色についての面白い豆知識」というタイトルでブログの文章を生成してもらい両者の性能を比較してみようと思います。


まずはChatGPTの回答をみていきましょう。


ChatGPTでは5つの項目について出力してくれました。


項目ごとの文章も事柄と理由が明確に記載されており、記事の走り出しとして有効活用できそうです。


続いてCopilotの回答です。



Copilotでは8つの項目を出力してくれました。


また、先程も触れたようにCopilotにはブラウジング機能(ネット検索)が備わっているので、今回の回答の元となるソースリンクも出力されています。


内容のクオリティに関しては、項目ごとの文章を比較すると若干ではありますが、ChatGPTの方が細かな詳細まで文章生成ができているような印象があります。


しかしブログ記事の小見出しの数でいうとCopilotの方が多く、ソースリンクもあるのでさらに内容の深掘りができそうですね。(発案数を指定してあげれば差はなくなりますが、今回は明確に数の指定は行っていません。)



文章生成自体にそこまで大きな差はないため、簡単に違いを表すと以下の通りです。

  • ・自然言語(人間の言語)の扱いはChatGPTの方がやや得意

  • ・Copilotは複数の発案ソースリンクから更に情報を追える

ブログ記事を制作するにしても、ある程度さわりの文章なども出力してもらいたいのか、あるいは文章は自分で考えるとして元となる情報や発案が欲しいかによってツール選びをすると良いですね。


では、次項からは無料版ChatGPTには無い機能を紹介していきます!



画像生成


Copilotは無料版でも画像生成が可能です。

上記は「パソコンで作業する女性の画像」という指示に加えて「リアルな人間」「アニメ風」でそれぞれ生成してみました。


コンテンツポリシーによるとMicrosoftは所有権を主張することがないため、商用利用が可能です。

(ただし、削除などを行う権利はMicrosoft側にあります。)

また、画像生成は1日15回までという制限がありますが、一度に2~4枚ほど生成してくれるのでそこまで不自由さを感じることもないでしょう。



音楽生成


「Suno」というプラグインを活用して音楽生成も可能です。


Copilotを通じてSunoを操作するイメージなので、もっと詳しく知りたい方は大元のSunoを利用してもいいでしょう。


今回はCopilot上でSunoのプラグインにチェックを入れ「K-pop風の盛り上がる曲を生成して」という指示を出してみました。

約1分ほどで歌詞とメロディーを生成してくれましたが、無料版だと商用利用ができないのでまずは無料で試してから有料版を検討してみるのがよいですね。


【補足】ちなみに有料版では…

これまでChatGPTとCopilotの無料版の違いについてみてきましたが、それぞれ有料版では仕様が変わってきますので簡単に触れておきたいと思います。


無料
Chat
GPT
無料
Copilot
有料
Chat
GPT
有料
Copilot
月額無料無料20$¥3,200
回数制限無し※1無し※2無し※1無し※3
文章生成
画像生成×
音楽生成×
ブラウザ×
プログラミング

※1 混雑時に制限あり(1-2時間の通し利用で2時間ほど利用不可の場合も)

※2 トークのやり取り上限が30回まで、画像生成は1日15回、音楽生成は1日3回

※3 画像生成は1日100回まで



ChatGPT有料版では、無料では不可だった画像生成や音楽生成・ブラウジング機能ができるようになります。



有料版の画像生成に関して言及すると、ChatGPTもCopilotも「DALL-E3」というモデルを使用しているので性能に大きな差はありませんが、DALL-E3の扱い方に若干の違いがあると言われています。



ChatGPTで画像生成を行う場合は、DALL-E3と私たちユーザーの間にChatGPTが介在して、AI同士わかりやすい言語でやり取りを行うような構図になっています。

一方、Copilotの場合は私たちがCopilotを操作しDALL-E3に実行させるイメージになります。



「結局どう違うの!?」と思った方もいると思うので簡単にまとめると、画像生成の指示出しは少々コツがいるので、Copilotでユーザー側が頑張って遠隔操作するよりも、ChatGPTの方でAI同士が上手くやり取りをして、生成してもらう方が高性能になるということです。



次にCopilotの有料版・無料版に関してですが、ともにクオリティに差はないので、回数制限が大きな違いと言えます。無料版でも十分活用できる範囲なので、商用利用の観点や生成頻度・比重によって判断するのが良いでしょう。


まとめ

今回はChatGPTとCopilotの無料版を徹底比較してみました。


簡潔にまとめると以下の通りです。

  1. 自然言語(人間の言語)は
    ChatGPTの方がやや得意
  2. 回数制限の違い
  3. Copilotは画像・音楽生成もできる
  4. Copilotはソースリンクが出力される

今回の比較結果を見ると、個人的には無料版であれば「Copilot」に軍配が上がるのではないかと思いました。

実際に使用してみても「無料版でここまでできるのか!」という感動と今後の可能性を感じたので、基本ツールとして積極的に取り入れてみようと思います。


ChatGPTは自然言語などの扱いが得意なので用途によって使い分け、上手く活用してあげるのが有効的ですね。



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