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【web担当者向け】イメージに合わせたフォントの選び方について!印象を操作しよう


フォント選びはデザインの中でも大切な要素で、デザイン全体の効果や質に影響を及ぼします。


みなさんも資料作成や広報目的のプロジェクトなどでフォントを選択する機会はあるかと思いますが、なんとなくの感性で選んでいる方も多いのではないでしょうか。


実は場面によって最適なフォントというのは決まっているものなので、今回はフォント選びの基本から実際のデザインにおける効果的な活用方法まで、詳しく解説していきます!



ゴシック体 vs 明朝体

まずは代表的な和文フォントについて解説します。


「ゴシック体」と「明朝体」はシンプルで読みやすいため、ポスターやチラシなど多くの媒体で使用されていますが、この2つのフォントはそれぞれ異なる特性と用途があります。


それぞれがもたらす印象について具体例をあげて見ていきましょう。



上記は新商品の化粧品をテーマに同じようなレイアウトでゴシック体と明朝体を比較したものです。


ゴシック体はモダンで視認性が高く力強い印象を与えます。一方で明朝体はクラシカルで繊細な印象を与えるため、こちらの例では明朝体を採用した方が上品さを演出することができますね。




次に商品ポップのフォントが与える価格イメージについて比較してみます。


丸みのあるゴシック体は親しみやすさを与える要素があるため、手頃さを印象付けることができます。明朝体は前述と同様に、上品さや高級感を与えています。角のあるゴシック体はこれらの中間ともいえそうです。


上記の例からもわかる通り、フォント選びはブランドの印象や商品の価格イメージに直結する重要な要素になるため、まずは代表的な「ゴシック体」と「明朝体」だけでも使い分けることができるようになると良いでしょう。



デザイン・用途に合わせる

前述では和文フォント2種類について解説していきましたが、さらにデザインや用途に合わせるという視点からいくつか例をみていきましょう。


ビジネスシーンでは


通常のビジネスシーンでは可読性や信頼性が重要視されるため、「ゴシック体」や「明朝体」のようなクセのないフォントの使用が好まれます。


ポップなフォントはカジュアルで親しみやすい印象を与える反面、ビジネスシーンでは権威性や信頼性を欠く印象に繋がる可能性があるため、ユーザーに与えたいブランドイメージと合わせて判断する必要があります。



ウェイト(太さ)の違い


同じフォントの種類であっても、ウェイトが太ければ力強く目を引くような印象になり、逆に細くなると繊細さや高級感を増すことができます。


フォントの種類だけではなく、文字の太さ1つで印象は変わってくるので特徴を意識して選んでみると更に効果的です。


デザインに合わせる


デザインの美的な魅力は、視覚の第一印象に大きく影響します。


美しく調和の取れたデザインは、ユーザーの関心を引き付けるだけでなくブランドの印象を高めることができるため、バランスを重視することも大切です。


上記の例だと、筆書き風のフォントはインパクトが強く、写真が持つ柔らかさや繊細さといったイメージとはアンバランスな印象がありますね。

では、この例で使用した2つのフォントはそのままに、別のデザインに当てはめて見ていきましょう。



こちらは表彰状のイメージ図ですが、この場合だと筆書き風フォントを使用することによって、伝統的な印象を与えることに成功しています。


このようにフォントをデザインに合わせることによって、デザイン全体がまとまり、メッセージをより効果的に伝えることができるようになります。


フォントの種類と印象

これまで具体例をあげて違いを見てきましたが、実際に使用する際は自身が印象付けたいイメージを元にフォント選びをする必要があります。


「なんとなくの感性・センス」でも誤りではないですが、意味を持って選択できるようになるとよりユーザーに伝わりやすくなるはずです。


下記にフォントの種類と印象をまとめたので、ぜひこちらも参考にしてみてください。


まとめ

今回はフォントが与える印象、イメージに合わせたフォントの選び方について解説していきました!

簡潔にまとめると以下の通りです。


  1. 和文フォントの代表は「ゴシック体」と「明朝体」
  2. 通常のビジネスシーンならクセのない
    フォントを使用する
  3. 同じフォントでも太さによって
    与える印象は変わる
  4. フォントの種類と印象を理解する

これまでなんとなくのイメージ・雰囲気で選んでいた方や、そもそもゴシック体や明朝体しか使ったことがないかも!という方の参考になれば幸いです!



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